新型コロナウイルスワクチン接種について
新型コロナウイルスワクチンの有効性と副反応
ワクチンの効果について
⚫新型コロナウイルス感染症の発症を予防します。
ワクチンを受けた人が受けていない人よりも、新型コロナウイルス感染症を発症した人が少ないということが分かっています。(発症予防効果は約95%と報告されています。)
なお、本ワクチンの接種で十分な免疫ができるのは、2回目の接種を受けてから7日程度経って以降とされています。
現時点では感染予防効果は明らかになっていません。ワクチン接種にかかわらず、適切な感染防止策を行う必要があります。
※詳細は、厚生労働省ホームページ『 ファイザー社の新型コロナワクチンについて 』をご参照ください。
「ワクチンの有効性」とは?
ヒトを対象とした研究において、「ワクチンを接種しなかった人が病気にかかるリスクを基準とした場合、接種した人が病気にかかるリスクが、『相対的に』どれだけ減少したか」という指標で示されます。

副反応などで困ったときの対応について
⚫新型コロナウイルスワクチンは筋肉内注射のため、接種後に接種部位の痛みや腫れなどの軽い副反応が頻繁に出現するとされています。これらの症状が出たときは、慌てず様子を見ていただければと思います。 通常は、2〜3日で改善します。
⚫他の予防接種と同様、まれに、接種後にじんま疹などのアナフィラキシーを起こすことがありますが、その場合はすぐに応急処置を行います(発生率は接種100万回あたり11.1件)。
⚫モデルナ社製ワクチン接種後の心筋炎・心膜炎のリスクがファイザー社製ワクチンと比較してやや上昇することから、30歳代より若年者の男性ではファイザー社製ワクチンの接種が勧められます。しかしながら、日本循環器学会からの提言にもあるように、これらの副反応のリスクよりもワクチン接種を受けることのメリットのほうが遥かに大きいこと、3回目の接種ではモデルナ社製ワクチンの接種量が0.5mLから0.25mLへ減量されていることなどから、従来よりも副反応の頻度、程度ともに減少する可能性があります。
⚫また、帰宅した後、その日の夜などに副反応疑い症状が出現した場合には、24時間対応の埼玉県の専門相談窓口にお電話いただければ、看護師と医師が対応いたします。
埼玉県新型コロナワクチン専門相談窓口
電話番号:0570-033-226 ※通話料がかかります。
ファックス番号:048-830-4808
受付時間:24時間(土曜日、日曜日、祝日も対応しています。)
対応内容:ワクチン接種後の副反応等について、医学的知見が必要となる専門的な相談など、
市町村では対応困難な問合せに看護師や医師などが応じます。
⚫さらに、接種後、徐々に麻痺やしびれ症状などが出現し、当院での対応が難しい場合には、専門医療機関にスムーズにつなぐ体制を整えています。
