​内視鏡検査に関連した用具の洗浄・消毒・保管について

内視鏡検査に使用する用具の洗浄・消毒レベルについては、以下の「 Spauldingの分類 」が一般に用いられています。

 

① critical;滅菌を要する/生検鉗子などの通常粘膜を超えるもの

② semi critical;高水準消毒/内視鏡スコープなどの粘膜に直接的に接触するもの

③ non critical;洗浄・低水準消毒/周辺機器などの皮膚にのみ接触するものや、粘膜には直接触れないもの

つまり、内視鏡スコープ(カメラ)は、②高水準消毒が必要とされており、この規定通りの洗浄・消毒を行うと、先に検査を受けた患者さんの感染症がうつることはありません

ですから、よく行われている「内視鏡検査の前に肝炎ウイルスなど感染症の検査をする」ことは、当院では行っていません。すべては「感染症がある」ことを前提にして洗浄・消毒をしているということです。通常、洗浄消毒過程は20分程度で終了します。

生検鉗子(組織の一部を採取する道具)などの処置具については、再利用するには①滅菌が必要となりますが、当院ではディスポーザブル(使い捨て)を使用し再利用はしていません

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当院では、オリンパスの最新の専用洗浄機を導入するとともに、日本消化器内視鏡学会・日本環境感染学会・日本消化器内視鏡技師会が共同で作成している「 消化器内視鏡の感染制御に関するマルチソサエティ実践ガイド【改訂版】」に準拠し、当施設の現状に即した洗浄消毒マニュアルを作成・運用しています。

内視鏡スコープの保管についても、湿度管理機能のついた専用保管庫を採用し、洗浄後の乾燥、保管を清潔かつ確実に実施できる設備を整えております。