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生活習慣病
そもそも『 血圧 』とは何でしょうか?
血圧は、動脈という血管の壁を押す血液の力のことです。心臓が拍動するたびに、動脈に血液が送り込まれます。血圧は、心臓が拍動して血液を送り出すときに最も高くなります。この時の血圧を『 収縮期血圧 (上の血圧)』と呼びます。心臓が休んでいるとき、つまり拍動の合間には血圧が下がります。これを『 拡張期血圧 (下の血圧)』と呼びます。
血圧測定の結果は、これら2つの数値で表され、たとえば、血圧120/80は、収縮期血圧が120であり、拡張期血圧が80であることを意味します。
高血圧とは?
高血圧は、いわゆる生活習慣病の一つであり、重要な健康問題です。高血圧では、拍動のたびに心臓に大きな負担がかかります。未治療の高血圧は、心臓発作、心不全、脳卒中、腎不全、および死亡のリスクが高くなることがわかっています。
《 血圧カテゴリー 》
✔︎正常:120未満 かつ 80未満
✔︎高血圧(他の心臓の危険因子なし): 140以上 または 90以上
✔︎高血圧(他の心臓の危険因子を伴う場合) :130以上 または 80以上
✔︎危険な高血圧(早めに治療が必要): 180以上 かつ 120以上
※子供や10代の場合は、血圧測定値を同じ年齢、身長、性別の他の子供たちの通常の測定値と比較・検討する必要があります。
高血圧には一次高血圧と二次高血圧という、主に2つのタイプがあります。
一次性または本態性高血圧は、最も一般的なタイプの高血圧です。このタイプの高血圧では、年齢を重ねるに従って血圧が上昇する傾向があります。
二次性高血圧は、別の病気が原因であったり、ある種の薬を使うことで血圧が上昇することです。原因となっている病気を治療したり、それを引き起こしている薬の服用を中止すると、通常は血圧は改善します。