10月8日に『エピペン』の院内勉強会を開催しました。
『エピペン』は、アナフィラキシーがあらわれたときに使用し、医師の治療を受けるまでの間、症状の進行を一時的に緩和し、アナフィラキシーショックを防ぐための補助治療剤(アドレナリン自己注射薬)です。新型コロナワクチン接種でのアナフィラキシーが話題となったことで関心が高まりましたが、以前から主に小児の食物アレルギーやハチ刺されによるアナフィラキシーのための備えとして用いられてきました。
アナフィラキシーに陥った本人が自己注射できないケースも多々あり、周囲の人が本人に代わり接種する状況を想定しておく必要があります。実際、エピペンを持参していながら使用を躊躇したがために致命的になってしまった例も少なくありません。
レストランでたまたま隣の席の人がアナフィラキシーになってしまったら・・・
そして、その人がエピペンを持っていたとしたら・・・
自分は大丈夫だから関係ない、ということでは決してなく、日頃からの備えが肝要なのです。
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