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各種検査のご案内
内視鏡検査に関連した用具の洗浄・消毒・保管について
内視鏡検査に使用する用具の洗浄・消毒レベルについては、以下の「 Spauldingの分類 」が一般に用いられています。
① critical;滅菌を要する/生検鉗子などの通常粘膜を超えるもの
② semi critical;高水準消毒/内視鏡スコープなどの粘膜に直接的に接触するもの
③ non critical;洗浄・低水準消毒/周辺機器などの皮膚にのみ接触するものや、粘膜には直接触れないもの
つまり、内視鏡スコープ(カメラ)は、②高水準消毒が必要とされており、この規定通りの洗浄・消毒を行うと、先に検査を受けた患者さんの感染症がうつることはありません。
ですから、よく行われている「内視鏡検査の前に肝炎ウイルスなど感染症の検査をする」ことは、当院では行っていません。
すべては「感染症がある」ことを前提にして洗浄・消毒をしているということです。通常、洗浄消毒過程は20分程度で終了します。
生検鉗子(組織の一部を採取する道具)などの処置具については、再利用するには①滅菌が必要となりますが、当院ではディスポーザブル(使い捨て)を使用し再利用はしていません。
![オリンパス製洗浄機](https://static.wixstatic.com/media/f0e406_9e0fd7e1c764411c820537a8f76d228f~mv2.jpg/v1/fill/w_292,h_380,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/IMG_3518_JPG.jpg)
![専用保管庫](https://static.wixstatic.com/media/f0e406_20b5566ed843462c9a9248f99f9e89f9~mv2.jpg/v1/fill/w_285,h_380,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/IMG_3588_JPG.jpg)
当院では、オリンパスの最新の専用洗浄機を導入するとともに、日本消化器内視鏡学会・日本環境感染学会・日本消化器内視鏡技師会が共同で作成している「 消化器内視鏡の感染制御に関するマルチソサエティ実践ガイド【改訂版】」に準拠し、当施設の現状に即した洗浄消毒マニュアルを作成・運用しています。
内視鏡スコープの保管についても、湿度管理機能のついた専用保管庫を採用し、洗浄後の乾燥、保管を清潔かつ確実に実施できる設備を整えております。
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