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内視鏡特徴
​エムズの内視鏡検査の特徴は?

エムズの内視鏡検査は「楽しく」受けていただくことを心がけています。
 

「苦痛の少ない内視鏡検査」を謳っている宣伝をよく見かけますが、その多くは「鎮静剤・鎮痛剤」を使用して意識朦朧状態で検査を行っています。当院では、オリンパスの最新機種である細径の経鼻内視鏡を使用して検査を行っているため、原則として鎮静剤・鎮痛剤は使用していません。昨年1年間で600件以上の内視鏡検査を行い、この中には以前検査を受けたものの「ゲップがつらかった」、「嘔吐反射が強かった」等の理由で検査が十分に実施できなかった方々も含まれますが、このような方もこれまで当院では鎮静剤・鎮痛剤、鎮痙剤を使用せずに検査を完遂できています。これは使用することを否定しているわけではなく、必要があればこれらの薬剤を使用することも考慮されますが、少なくとも胃がん検診などのスクリーニング検査では、そのようなケースはかなり限定的だと考えています。

⚫鎮静剤を使用しなければ、大腸検査も楽しく会話しながらの検査になります。
 

鎮静剤を使用すれば眠っているうちに楽に検査が終わると考えている方が多くいらっしゃいます。そういう一面があることは否定しませんが、同時に、血圧の低下や呼吸抑制、低酸素血症、胃カメラ検査では唾液の不顕性誤嚥から肺炎に陥る危険性もあるのです。

そもそも安全に質の高い検査を行うためには、検査を受ける人と検査する人との共同作業が必要だと考えています。必要な検査がしっかりと行われているのかどうかを自ら確認し、気になっているところを詳しく観察してもらうこと、検査中の医師のふとした一言を聞き漏らさないようにすること、それが辛すぎない我慢のできる程度の苦痛で短時間で済むのならば、副作用や副次反応が懸念されるような薬剤を使用する必要はないと考えています。また当院の大腸検査では、患者、看護師、検査医が検査画像を供覧しながら、互いに検査中も最近の話題や家族のことなど色々なお話をしながら楽しく、ときに笑い声があがる雰囲気のなか検査を行っています。

⚫鎮静剤・鎮痛剤をご希望の方もご相談ください。
 

当院では原則として鎮静・鎮痛剤は使用せずに検査を実施していますが、これは絶対に使用しないという意味ではありません。事前予約の際に、これまでの検査歴や検査の様子、基礎疾患の状態などを確認させていただき、必要に応じてこれらの薬剤投与を行います。苦痛がより少なく、安全に、質の高い検査を提供することが第一と考えています。

鎮静剤
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